新規入会の際に、かなりの確率で在籍確認が取られます。
クレジットカード会社の審査で、審査項目の重要ものの一つが在籍確認です。一般的に在籍確認は申込書が送られてきてから信用情報センターに問い合わせ、社内での与信審査に通過してからおこなわれることが多く、在籍確認の電話があった場合、かなりの確率で審査に通ったことを意味します。
在籍確認の一番の目的は「本人が実在しているか」を調べることです。本当に実在している人物なのかということに加え、本当にその会社で働いているのか、自宅の電話番等は正しいのかということを確認する作業なのです。そのため、申込書に虚偽の記載をしていなければ在籍確認は何の問題もなく通過します。
初めてクレジットカードをつくる場合、審査通過の課程で在籍確認が必ずあります。2枚目以降であれば、カード会社にもよりますが在籍確認がない場合も多いようです。既に他社のカードを持っているということで信用があるからです。
普通、在籍確認の電話は勤務先にかかってきます。まれに自宅と勤務先の両方にかかってくる場合もあります。
銀行系のカード会社など、一般的に知名度の高いカード会社であれば、カード会社の名前で電話がかかってくる場合もあります。しかし、ほとんどのカード会社では個人名風に、カード会社とはわからないように電話をかけてきます。
また、本人を呼び出さず、「○○というカード会社ですが、○○さんはそちらの会社に勤務していますでしょうか?」とたずねてくる場合もあります。この場合は申し込んだ本人が電話を受けないため、知らないうちに本人確認が終わります。
在籍確認自体は、30秒ほどで終わります。本人に電話が取り次がれると、名前と住所と電話番号、場合によっては生年月日の確認がされるだけです。カード会社としては「その会社に本当に勤務しているかどうか?」が重要なので、住所や生年月日の確認はあくまで『電話に出た人物が本当に申し込んだ本人なのかどうかの確認』なのです。
在籍確認の際に最も注意しないといけないのは、派遣社員が間違って派遣先の会社を申込書に書いてしまうことです。この場合、派遣先の会社に在籍確認がありますが、「そのような者はうちにはいません」となってしまいます。必ず派遣元の派遣会社を申込書に記入してください。もう一つ注意しなければならないのは、勤務先の電話が携帯電話などに転送される場合です。勤務先の電話が転送電話の場合、在籍確認で×になるというカード会社もありますので注意してください。