自宅電話番号とカード審査

クレジットカードの新規申し込みの際、条件として「自宅への電話連絡がつく方」をあげているカード会社は多いです。

クレジットカード 審査ガイド

クレジットカード会社は確実に連絡を取れる人を好むため、自宅電話番号を条件とする場合があります。

自宅電話が必須なカード会社もまだある

現在、携帯電話が生活の必需品になり、それに伴って自宅の固定電話を持たない人も増えてきました。とくに東京や大阪などの都市に住む若年層はその傾向が強くなっています。

時代が変わるに従い、カード会社の審査も最近になって変化が見えてくるようになりました。以前では自宅の固定電話は必須だったのですが最近では「携帯電話だけでも可」とするカード会社が多くなってきたのです。時代の変化にあわせ、カード会社も柔軟になってきたのです。

しかし未だに、カードの新規申込者条件として「自宅への電話連絡がつく方」を掲げているカード会社があるのも事実です。この場合、携帯電話しか持っていないと申し込みは当然却下されます。

自宅電話があった方が有利

クレジットカードの申込書には自宅電話番号と携帯電話番号の2つの欄がある場合がほとんどです。「自宅電話番号のみ」、「携帯電話番号のみ」、「両方」のどのパターンでも申し込みできる場合が多いですが、当然「両方」が一番有利で次いで「自宅電話番号のみ」、一番不利なのが「携帯電話番号のみ」となります。

理由は単純で、何かあったときにカード会社から「確実に連絡をとることができるかどうか」と直接的に関係するからです。「自宅電話番号」というのは「現住所」とリンクしているため、それがそのまま信用になっているわけです。また、簡単に電話番号を変えることもできないため、ある程度確実に連絡を取れるソースとして重視されるのです。

それに対し、携帯電話は現住所と全くリンクしておらず、かつ契約や解約、番号の変更も簡単にできてしまうため、信用度はほとんどありません。カード会社からしてみれば単純な「連絡先」でしかないのです。

電話番号は裏取りされる

自宅の固定電話の回線の名義は、NTTの電話帳検索や104の電話番号案内で裏付け確認を取っています。クレジットカード会社には電話帳がデータ化されてコンピュータに入っていて、それと照合するわけです。しかしそのデータはオンラインでつながっているわけではなく、常に最新の情報というわけではないため、PC内のデータと平行して104の番号案内も同時に利用することになります。

もちろん、家族と同居の場合などで電話番号の名義と申込者の名前が違うこともありますが、同じ姓であれば家族名義と推測されて裏付けOKとなります。